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椎名 保顕; 栗木 良郎*
JAERI-Tech 2002-065, 58 Pages, 2002/08
溶融塩を用いた潜熱蓄熱技術を用いると、高温から中温までの熱負荷変動を相変化潜熱で吸収させることができる。これを利用すると核熱を高温から低温までカスケード的に利用することが可能となる。この場合、溶融塩は伝熱管や容器等と触れることになるため、溶融塩と金属材料との共存性が問題となる。本研究では、溶融塩として約490から800の間に融点を持つCaCl+NaCl,LiCl,LiCO,NaClの4種類、また、金属構造材料として一般に用いられている炭素鋼(SCMV4),SUS316,インコネル625,インコロイ825を選択し、真空電気炉において窒素ガス雰囲気で100時間の耐食試験を実施して共存性を調べ、材料選択の基礎資料とした。実験の結果、SUS316,インコネル,インコロイ等の高温用材料はCaCl+NaCl、及びLiClに対しては比較的良好な耐食性を示したが、NaCl及びLiCOに対してはどの材料もかなり腐蝕されることが示された。